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 先月、HPで御紹介しました「学校保健文部科学大臣表彰」並びに「「栃木県教育功労賞」を受賞されました奥澤康夫先生から礼状をお預かりしましたので掲載させていただきます。(平成23年11月)




    御 礼


 平成23年10月19日、栃木県公館において「栃木県教育功労賞」を、同・27日静岡市において 「文部科学大臣賞」を拝受いたしました。
 今日までの38年間、学校生活において私に強いエネルギーを送っていただいた生徒諸君と先輩諸先生並びに同僚の先生方、さらには校外で私を励まし続けていただいた皆様に衷心より厚く御礼申し上げます。

 
 当初は「なぜ私ごとき者が」と思っておりましたが、自分なりに受賞理由を整理することでその疑問も解決できるのではないかと考え、以下の通りまとめてみました。



 「栃木県教育功労賞」は県内で44名の教職員が表彰されました。
 教育関係者の端くれとして多少なりとも教育会に貢献できたかなと思うこととして、佐野高校時代の部活動指導と田沼高校時代の教科指導があります。
佐野高校時代は陸上部の部員と本気で頑張り、ある程度の結果を残すことができました。
 年間3回の県内公式戦では総合29連勝、関東高校総合優勝2回、ベスト4以内3回、全国大会総合ベスト4、全国的な大会の入賞者は優勝4名を含む延べ55名を数えることができました。また、卒業生を含め関わりを持った選手の中から、日本代表となった者がオリンピック代表3名を含め10名を超えるになりました。 
 県内大会30連勝を阻止されたのは突然の転勤を命ぜられた年でしたが、そのおかげで転勤先の田沼高校では教員として再出発することができ、学校経営術を学びながら授業研究に力をいれました。特に、平成4年度に筑波大学に内地留学させていただいたことは、私にとって大きな転機となり、その後、体育(スポーツ)・保健分野において県内をはじめ関東、全国の会議や研修会等で講演や発表の機会を数多く持たせていただきました。そのようなことから、体育科教育法という体育教師必読と言われる専門誌に特集を組んでいただいたこともありました。
 そのようなことが多少なりとも認められたのかな、と思っています。



 「文部科学大臣表彰」は全国の幼稚園園長及び小・中・高・特別支援学校の校長から7名が表彰されました。
 部門は学校保健ですが、実践してきたことは健康教育です。
 教員になってから、人が人として生きていく上で最も大切なことは健康である、との考えを基に「食を含めた生活習慣の確立」を一貫して訴えてきました。
 特に、心身共に健康的な生活習慣の確立を一次的指導、その上に乗る学習指導や生徒指導を二次的指導とし、進路指導やそれまでに得た知識を生涯にわたって役立たせるための教育を三次的指導と考え、誰にでもできること、また誰もがやらなければならないこととして健康教育の大切さを推進してきたつもりです。
 また、国の委員として、日本体育協会、JOC、日本プロ野球機構、Jリーグ、高野連などの代表の方々と共に、教育関係の代表として私が指名され「薬物乱用防止教育の啓発」のために働かせて頂きました。
 この委員会では当時西武ライオンズに在籍し、その後大リーグに移籍し活躍中の松坂大輔投手やJリーグで活躍した小野伸二選手らにお手伝いいただいたことで、若き一流スポーツマンの考えに触れることもできたことは、指導者として大きな財産になりました。
 現在もドーピング問題にはうるさい私ですが、総じて健康教育に対する継続的取り組みが評価されたのかな、と思っています。



 これまでの自分を振り返ることで受賞理由を自分なりに整理することができましたが、整理していく中で最もわかったことは、受賞は皆様方のおかげ以外の何物でもない、ということでした。恥ずかしながら、やっとそのような生き様がわかる歳にもなってきたようです。
 
 結びになりますが、北上、東京、横浜、宇都宮、日光、鹿沼、そして佐野と多くの方々に駆けつけていただき祝賀会を催していただきましたことにあらためて感謝申し上げます。
 今後とも、素晴らしいクラブチームが運営できますようお力添えしていただきたいと思います。ありがとうございました。

                                    平成23年11月吉日   奥澤 康夫